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霧笛荘夜話

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 新コロの感染拡大で岡山県がエラい事になってしまっているGW明け。
 今朝の早朝の読書で今月2冊目読了いたしました。

 様々な不幸やしがらみを背負った人達が吸い寄せられるように住人となっている、老朽化したアパート「霧笛荘」を舞台とした7つの物語は、切なさを感じると共に、お金では買えない物の大切さを描いた珠玉の短編集だったと思います。

 以前に読んだ、三浦しおん氏の「小暮荘物語」と相通ずるテイストを感じましたが、「霧笛荘」の方が、より重くて切ないエピソードが多かったように感じました。
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52ヘルツのクジラたち

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 今日は岡山市内で一人暮らしをしている長女が久し振りに帰って来るとの事で、帰って来たら(彼女のマシンガントークが原因で)読書どころでは無くなるじゃろうなぁ・・・と思いつつ、先程無事に読了いたしました(笑)。

 通常、クジラは10~39ヘルツの周波数でコミュニケーションを取り合うそうなのですが、稀にそれよりも低い52ヘルツの声を発する個体があり、その声は他のクジラたちの耳には届かないんだそうです。
 そんな「孤独」なクジラを現代人に例え、児童虐待やDV、性的マイノリティといった、大変重くて深い問題を深く掘り下げて描いた傑作でした。

 50歳を過ぎてからは、ワタクシ特に涙腺が緩みがちな「お年頃」なんですけど、この度も物語の後半に入ってからは涙腺が緩みっぱなしで、隣で読書しているカミさんから随分と気持ち悪がられてしまいました(苦笑)。


 




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 読了後にハタと気付きまして、帯の裏面に印刷された本編スピンオフのショートストーリーには、読後に思わずニヤリとさせられました(笑)。

 2021年の本屋大賞受賞作は、その名に恥じない傑作でしたので、機会がありましたら是非是非!!。

 余談ながら、昨年末刊行の「野良犬の値段」が2021年の本屋大賞になるのでは?とこちらのブログに書いた事がありましたが、刊行時期からも、「野良犬」は2022年のエントリーになるんでしょうかね・・・?。

享保に咲く

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 今月4冊目、先程読了いたしました。

 戦国時代から幕末にかけての実話に基づいた4編の歴史小説が収められた単行本でして、、西日本に於ける、歴史上の有名な出来事の狭間にある、しかし重要な歴史の転換点にある逸話を描いた秀作でした。

 1566年に始まる備中兵乱を描いた「戦国姫無常」は、常山城主・上野隆徳の妻・鶴姫の伝説を深く掘り下げた話でして、題材が思いっきり地元岡山の話ということもあり、大変興味深く拝読いたしました。
 小早川隆景の軍勢が常山城を包囲し、鶴姫と侍女34名が甲冑を身に纏って出陣し、敵将乃美宗勝に一騎打ちを挑む逸話は、我々地元民なら少なからず知っている話(だと思う)なんですけど、本作を読む事により、改めてしっかりと勉強ができたような気がいたします。

T.R.Y.

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 今月3冊目、漸く読了する事が出来ました(白目)。

 時は1911年。
 辛亥革命前夜の清国・上海から物語は始まり、舞台を東京に移してからの騙し騙されのコンゲームは、息つく暇も無いハイテンポなストーリー展開で、本作も大変楽しむ事が出来ました(嬉)。

 どんでん返しの連続のストーリーとは少し外れますが、エピローグで描かれた、登場人物達の「その後」で、ラスト6行を読んだ時に、「そうじゃったんか!!」と大変驚きまして、これもまた「どんでん返し」だなぁ・・・と感心いたしました。

教場

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 本来でしたらもう就寝している時間なのですが、今日は歯を食いしばって読み続け、先程読了いたしました(汗)。

 私にとって読書はあくまでも余暇の楽しみのひとつであり、決して学術研究の対象とかではありませんので、そんなに根を詰める必要も無いんですけどね・・・(苦笑)。

 最近木村拓哉さん主演でテレビドラマ化された作品です。
 警察学校を舞台とした幾つかのエピソードの中で、鋭い洞察力を持つ教官の風間と、その下で成長していく生徒たちの姿が描かれていましたが、1カ所の警察学校の一クラス内で、立て続けに事件やトラブルが発生する物だなぁ・・・と、物語の本質とは少し違う部分で感心してしまいました(笑)。

 しかし、市民の安全を預かる警察官の方々が最初に経験する「鍛錬の場所」について、本書を読む事により大変勉強になりました。

プロフィール

まさキン

Author:まさキン
いつまで経ってもおもちゃやホビー系から卒業できないおっさんです。自家用車を子供に取られたため、20年ぶりに小さなバイクに跨る事になりました。

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