2023/12/03
~初号機~ 7歳のお誕生日。そしてスズキEN125-2Aについて語ってみる事にする。
本日12月3日は、我が家の初号機・スズキEN125-2Aの7歳のお誕生日なんです。
2016年。
当時地元の大学に通っていた長女が、カミさんが使っていた軽四で通学する事になり、椅子取りゲームに敗れてしまった私が自転車通勤しておりましたが、カミさんの「通勤用にバイク買う?」という誠に有難いお言葉から、スズキEN125-2Aを購入し、実に20年ぶりにバイクに跨る事になってしまった訳なんですけど、そうか、あれからもう7年が経過したのか・・・(遠い目)。
納車から7年で走行距離は34177km。
平均すると年間5000km弱となりますが、2021年から弐号機(スズキGSX250R)を導入してからは、通勤メインの運用となっておりましたので、まぁこんな物なのかな・・・?とは思っているんです。
GN倶楽部の全国ミーティングに参加したり、GN倶楽部の関西・広島・九州メンバーの皆さんとのキャンプミーティング他、長距離ツーリングも経験しましたし・・・、
ソロでも、キャンプツーリングやダムカードツーリングを何度も経験した、大切な旅の相棒でもあるんです。
で、7年間大切に乗ってきた自負もありますから、そろそろEN125-2Aについて語ってみても罪は無いかな?って思いましてね・・・(笑)。
以下、1ユーザーの「私見」の愛車レビューとなります(笑)。
スズキというブランド名が付いておりますが、国内のスズキ自動車が開発・生産はしておらず、中華人民共和国・広東省の「大長江集団有限公司」という会社が生産・販売していた125㏄のオートバイが、EN125-2A。
1982年より国内販売されていたスズキGN125Eというバイクがあり、1999年で国内販売は終了。
その後暫くは海外向けの輸出モデルとして国内生産されておりましたが、20世紀に入ってから中国の大長江集団有限公司にてスズキブランドでOEM生産が続けられておりました。
海外生産のGN125は幾つかのバリエーションがあるみたいですが、日本国内で主に流通していたのはGN125HとGN125-2Fで、「H」は国内仕様のGN125Eに準じた仕様で、その後に販売された「2F」は、現地で独自の改良とアレンジが加えられておりますが、この2車種が最近まで日本国内でも新車で購入可能でした。
その後、スズキのライセンスが終了したのか、GN125-3FやGN125-5/5Fでは、タンク側面のエンブレムはシート後面のペイントが「Haojue」の表記となって現在でも生産が続けられている模様なんです。
そして、アメリカンタイプのGN125をベースとして、前後18インチホイール装着のネイキッドバイクとして現地で開発されたのが、EN125なんです。
ネットでの断片的な情報を元に考察しておりますが、恐らく2006年頃に現地で開発され、幾つかのバリエーションがあるみたいですが、日本国内で輸入・販売されていたのは、EN125-2AとEN125-3Fの2機種のみと思われます。
「-2A」に関しては、メーター周りのデザインの意匠変更が1回と、カラーリング変更が数回行われ、私が購入した車両は2016年式の最終型なんです。
燃料タンク容量は14リットル。
燃費は、街乗りで概ねリッター35前後、300㎞を超えるツーリングではリッター40前後ですので、ザックリとですが、総航続距離は500㎞くらいでしょうか・・・。
実際には、420㎞少々でリザーブタンクに切り替えて、給油しております。
フロントブレーキはディスクで、GN125Hのシングルポットキャリパーでは無くGN125-2Fと同型の2ポット式になっており、制動力は強化されています
リアはドラムブレーキですが、これまで制動力不足で怖い思いをした事は皆無ですので、ABSやCBSは未装備ながら充分な性能ではないかと思います。
Amazonで購入した安価な汎用メーターバイザーにSUZUKIのステッカーを貼付、タオバオ(中国のヤフオクみたいな販売サイト)から、落札代行業者経由で個人輸入した純正アンダーカウルを装着し、現在に至っております。
タイヤサイズは、フロントが2.75-90-18のチューブレスで、国内で流通しているチューブレスタイヤにはこのサイズが有りませんので、ヤマハYBR125と同様、困っている方が多いのではないかと思います。
2年少々、純正タイヤで運用しておりまして、ネットではグリップしないとか全然溝が減らないとか、あまり良い評価が見られない純正タイヤながら、「グリップしないなら、しないなりの乗り方すれば良いじゃん♪」と特に怖い思いをする事も無く普通に乗っておりましたw。
しかし、ダンロップのTT-100GPに換装してからは、グリップが格段に向上しているのがはっきりと体感出来ましたので、経済的に余裕が有る方は、最初から国産タイヤに交換した方が無難なのかもしれません。
ちなみに、3.00-90-18(チューブレス)が適合しますので、自宅の近所の倉敷2りんかんで交換してもらいました。
純正タイヤとサイズが異なりますので、「何かあっても文句言いません」と一筆書かされますが、何も不具合は無いです。
リアタイヤも、2年少々純正のまま使用した後に、ダンロップのTT-100GPに換装しております。
こちらは純正と同サイズのタイヤがありますので、そのまま交換です。
しかし、こうやって久し振りに純正タイヤの画像を見ていると、何だか懐かしくって・・・(遠い目)。
EN125-2Aのヘッドライトバルブは、昭和の時代のバイクのライトを彷彿とさせる暗いクリプトン球でして、これは早急に交換すべき「問題点」のひとつなんですけど、バルブの規格がH4BSという、国内仕様のバイクではあまり例が無い特殊な物・・・。
幸い、国産のマツシマのハロゲンに同規格の物がありますので、少々高価ながらこれを使用するのが無難かな?という事で、私はこれを使用しております。
amazonなんかで探すと、もっと安価なバルブも有るんですけど、耐久性は未知数なので、使用を躊躇しているんです(笑)。
全体的な造りは、決して「安かろう悪かろう」では無く、納車から7年経過しても錆が拡がったり樹脂製パーツの劣化が始まったりといった事は無く、画像の状態が維持できているんです。
以上、色々と書いてみましたが、中華製バイクというネガティブな見方は本当に杞憂で、しっかりとした品質で、毎日の通勤だけでなく、そこそこ長距離のツーリングもトラブルなくこなす実力もありますので、購入を検討されている方には自信を持ってお勧めさせて頂きたいとは思うんですけど、どうやらEN125-2Aは数年前に生産中止になっちゃってるみたいなので、新車で購入する事は出来ないんですよね・・・。
でも、たま数は少ないながらも中古車が出回る事はあると思います。
恐らくGN125よりは安価に入手できると思われますので、購入を検討されている方(っているのかなぁ・・・?w)がもしおられましたら、是非是非!!。